大阪谷町6丁目のスポーツ鍼灸整骨院『久保鍼灸整骨院/KUBO LAB』

#2619-野球のカタチ-

POSTED:2022/11/09 CATEGORY:NEWS

野球は、型が大事なスポーツやと僕は思っています。

100%でないにしろ、基本の型があって、だいたいはその大枠の型に収まると思います。

型にハマらない僕みたいな人間が、型が大事とは変な話ですが。笑

ま、守破離ってやつですかね。笑

サッカーなどの対人競技や、バレーボールなんかのネット競技は、相手を欺く必要があるので、奇想天外なプレーも時には必要なので、発想の自由度は高い方が良いと考えています。

話は戻って、野球に関しては、投手は、欺くと有利になるので、独特なフォームの投手ががいますが、野手で独特な投げ方はあまり意味がないので、同じ『投げる』でも、相手打者を抑える為なのか、正確に速くボールを届ける為なのか、でフォームの幅は変わって来ます。

バッティングに関しては、イマイチ僕の中で、自分なりの答えはあるのですが、指導する上での答えがなかったのですが、この方の考え方を聞いた時にすごく納得するものがありました。

高校教師を辞め野球指導者へ 米国で覆された日本の常識、習得した独特な練習法

僕も同じように、日本の指導に疑問を感じる部分が多かったです。

しかも、日本で常識とされる事や、子供の頃に教えられた事の多くが、僕たちが観ているプロ野球やメジャーリーグとは全然違うのです。

簡単に言えば、僕たちが教えてもらった事の先に、プロ野球やメジャーリーグはないのです。

言い方を悪くすれば、目先の試合に勝つ為のテクニックと言うか、『ゴロを打て』と言うのも、『ヒットの可能性が高いから』ではなく、『相手がミスする可能性が高まるから』なんです。

これって、悲しくないですか?

ミス待ちの野球。

実際に、小学生のソフトボールを観ていると、そういうミスはたくさん起こります。

極端な話、バントばっかりしてたら、相手の自滅で勝てるケースもあります。

でも、それってその選手の為になるんかなぁ。

僕は、そこがすごく疑問でした。

しかも、子供たちは、勝ちたいと思ってるけど、誰もバントしたくて野球してないと思うんです。

もちろん、チームスポーツですし、バントの面白さもあるので、僕もサインとして出すケースはありますが、基本的には、みんなデカいホームランを打ちたいんですよ!

一番勝ちたいのは、評価が欲しい指導者やと思います。

だから、僕がそのエゴをどれだけ捨てられるか。

選手は、駒ぢゃない。

もちろん、勝って評価されたら嬉しいですよ。

それは、脳科学的にも証明されています。

セロトニンドバドバです。笑

バッティングの話に戻りますが、今で言えば、村上選手、柳田選手、吉田正尚選手なんかは、日本を代表する打者ですが、体格やパワーだけでなく、技術的にも大変優れていると思うのですが、多くの指導者は『あれはプロやからできる』『身体が大きいからできる』と考えているようです。

『だから、君みたいな凡人は夢を見ずに、エラー待ちのゴロを打ちなさい』と指導しているように感じてしまうケースが多々あります。

僕は、小さい子供でも、大きいスイングをして欲しいし、プロを見習って技術や体の使い方を身に付けて欲しいと思っています。

小さい村上選手になって欲しいし、小さい柳田選手になって欲しい。

例えば、身体が先に仕上がって、技術を後で身に付けるのと、子供のうちから、プロの選手とそっくりのフォームができて、あとで筋力を付けるケースやとどっちが良いと思いますか?

成長曲線を知ってる人なら、一瞬で答えはわかるはずです。

年齢によって身に付きやすい能力は違います。

大人になればなるほど、技術的な事や体の使い方を身に付けるのが難しい事は僕たちが一番知っています。

今から経験のないスポーツを始めて綺麗なフォームを身に付けるのは難しいでしょ?!

だから、僕は、子供達には、しっかりとしたフォームを身に付けて欲しいなぁと思っています。

もちろん、楽しさは大切なので、そこばかりにならないようにしないといけないし、チームとして勝ちを目指す大切さもあるので、全てはバランスですが。

僕は、この菊池さんの考え方に出会って、すごく共感したし、感動しました。

人それぞれ考え方があるのは百も承知ですが、これからも、学びの気持ちを忘れず、どんどん新しいモノを取り入れる柔軟性を忘れずに、違う考え方も受け入れるしなやかさを身に付けていかんとアカンなぁ、と思います。