百七十発目-第十一回泉州国際市民マラソン-
POSTED:2014/10/27 CATEGORY:BLOGかれこれ10年前に遡ります。
僕がフルマラソンを走ったのは。
Wikipediaにもあるように、後半の橋がホンマにキツイんです・・・
さてさて、友人の誘いで走る事になったフルマラソン。
ノリで二つ返事したものの、結果的に完全に打ちのめされました・・・
2月のレースですので、秋ごろから練習を開始。
10~15㎞ぐらいの距離の練習を繰り返していたような記憶があります。
が、正月ぐらいに膝を痛めてしまったのと、レース前にテスト期間があり、大事な時期に満足な練習ができませんでした。
で、迎えたレース当日。
スタートラインに並ぶと、70ン歳の女性お二人と一緒になりました。
「兄ちゃん若いなぁ~。」とか、言われながら、「この人らホンマに走れんのかいな。。。」と思ったのがスタートライン。
スタートの号砲と共に勢い良く飛び出すとは行かず、とりあえず、人波がバラけるまで歩く・・・
スタートラインを過ぎ走り出すと、案の定、おばあちゃんは遅い。
こんなスピードで走り切れるのかと心配しながらも「お先です」と挨拶を交わして別れる。
前半の5㎞を25:31で通過。
かなりの人を追い越しましたが、今思えば、前半を抑えて入る皆さんが賢かっです・・・
若さとレースの興奮で飛ばしているつもりもなくオーバーペースに。
5~10㎞ 23:19(48:50)
まだまだ元気。
10~15㎞ 23:34(1:12:24)
少しペースは落ちるも良いペース。
15~20㎞で少し異変が・・・ 25:44(1:38:08)
ハーフで1時間40分ちょい。
今、思えば完全にやっちゃってますね・・・
20~25㎞ 32:10(2:10:18)
この辺で初めて歩きました。
25~30㎞ 33:51(2:44:09)
6分40秒/㎞を超えるペース・・・
30~35㎞ 47:24(3:31:33)
地獄真っ只中・・・9分半/㎞という、マラソンではあるまじき遅さ・・・
30㎞の壁を身を持って知る。
リタイアするか本気で悩む・・・というか、関門を通過できるのかという問題が起きる。
止まってストレッチしたり、なんやかんやしているうちに、前半でとうの昔に追い抜いた着ぐるみを来たランナー達に追い越されまくる・・・
誰も僕の事なんて覚えてないでしょうけど、前半に飛ばしてドヤ顔で追い抜いていった若僧の醜態・・・
ダサかった・・・
とは言っても身体は動かない。
キツイもんはキツイ。
どんな声援も耳に届かない・・・
声援が力になると言いますが、僕ぐらい追い込まれると完全に卑屈になっているので、全く響かない。
沿道のオジサンの「○○番頑張れー!」という声援も「オッサンより頑張ってるわ!」と心で思う始末。
あの時はすいませんでした・・・笑
そんな中、このマラソン最大の事件は起きた。
後方から、「兄ちゃん、頑張りや~」の声。
振り返ると、スタートラインで別れたおばあちゃんの姿が・・・
こんなに遅くて大丈夫か、と心配したおばあちゃんに余裕で抜かされる屈辱・・・
おばあちゃんはスタートから変わらぬペースでずっと走って来たのである。
リアルうさぎとカメ。
いや、僕は別にサボったわけではないんやけども・・・
でも、これは本当に人生で一番ぐらい悔しかったなぁ。
お陰様で、リタイアがよぎった頭が切り替わりました。
「意地でも完走する!」
「二度と走らない!」
の二つを胸に秘め、歩を進める。
35~40㎞ 41:46(4:13:19)
少しペースが上がる。
と言ってもまだまだ遅いんですが・・・
この時には背中(広背筋)もつりました。笑
走るって全身運動ですね、と改めて実感。
前向きに歩くとキツイので、後ろ向きに歩いたりして、少しづつ使う筋肉を変え、ごまかしごまかし頑張る。
残りたったの2.195㎞がこれまた長い。
これは走ったモンにしかわからんと思う。
大食い選手権でもラスト一口が食べれなかったりするでしょ?
アレです。
ホンマの限界ってそういうモンなんですよ・・・
本当に満身創痍。
気力だけのラスト2.195㎞ 14:34
7分/㎞を超すゆっくりとしたペースですが、なんとかジョギング・・・
で、感動のゴール。
ラストスパートしてダッシュしてゴールするという目論見はどこへ行ったやら、うつむき加減にゴール。
精魂尽き果てました・・・
記録 4:27:53(ネットタイム 4:26:54)
後にも先にもない僕の唯一のフルマラソンの記録です。
ブログも長丁場になってしまいましたが、お付き合いありがとうございました。笑
来年ぐらいに、「TEAM KUBOLAB」で大阪マラソンにエントリーしてみましょかね?!笑