大阪谷町6丁目のスポーツ鍼灸整骨院『久保鍼灸整骨院/KUBO LAB』

#1518-ジュニアアスリート-

POSTED:2019/01/18 CATEGORY:BLOG

フィギュアスケートに取り組む小学生の治療をさせてもらう機会がありました。

聞くと、練習は週に6~7回、しかも2~3部練。

えぐい。。。笑

体操やフィギュア、特に女子は、ピークパフォーマンスが低年齢である事も多いので、小学生からしっかりやらないとアカンのかも知れませんが、それにしても・・・中々のリスクです。

怪我や故障のリスクはもちろんですが、時間を全て競技に使ってしまう事もリスクだと僕は思っています。

友達と遊ぶ事や、家族で旅行に行ったり、家でダラダラも時には必要でしょう。

時間は有限です。

この練習時間を増やせば増やすほど、競技力が向上するわけではないですし、何なら、低年齢からこういう環境にいる事で、伸びしろを潰してしまう可能性が高いです。

皆さんも、目にした事や経験した事があると思うんですが、後から競技を始めた選手に簡単に抜かれてしまうケースもままあるでしょ?

やり過ぎは、リスクなんです。

なんでも早く始めてみっちりやったらええわけやないんです。

早く競技を始めるのはええとして、あくまで遊びの延長で週2ぐらいまでに留めとくのがええと僕は思ってます。

小学校高学年ぐらいになると、もう少し練習量を増やしてもええのかなと思いますが、小さい時は、とにかく色んな事をして、スポーツ万能を目指す事が大切。

僕は『アスリートの器』と呼んでるんですが、このサイズが、最終的に競技力を決めてしまうと言っても過言ではないな、と。

リフティングめっちゃ上手いけど、走られへんし、ボールも投げられへんではアカンし、水泳めっちゃ得意やけど、鉄棒は逆上がりできませんも良くない。

小学校の間に、だいたいの事は全部できるようになっておくことが、それ以降の競技力の伸びしろを考えた時にめっちゃ大切。

どんな競技であれ、こういう発想を持った指導者のチームや競技を僕は選んだ方がええと思います。

ま、僕の指導を受けるかどうかは別問題です。笑

クセが強いので。笑

 

ま、なんしかやり過ぎんとほどほどに、親もうちの子は普通、と肝に銘じて、のんびりじっくりピークパフォーマンスを考える、に尽きますね。

マラソンでいきなりむっちゃダッシュするやつってアホでしょ?

まだ先は長いんやから、ペース考えんとね。笑

と言っても、期待しちゃうのも親心。

『アスリートの器』と同時に『親の器』も広げんとあきませんな。笑