後悔先に立たず、とはよく言ったもので・・・

自分の中で気になっていた部分なのに、看過していたせいで。

防げなかったかもしれないけど、ひと声掛ける事はできたはず。

それだけでも、後で、『あの時言われたのはこういう事か』と感じてもらえたかもしれない。

色々な優先順位を考えた時に後回しにした事がこういう事態に繋がってしまった。

すごく申し訳ない事をしてしまった気持ちで一杯。

同じような事はないようにせんとな。

勉強させてもらいました。

 

今回のケースがどういうケースでどうとかを公開するつもりはないのですが、僕が掛けるべきだった一言は『ちゃんと紐結んで靴履きや』でした。

いつも口酸っぱく言っている事。

それを僕がサボった結果。

悔しい。

申し訳ない。

色んな感情が渦巻きました。

 

そう言えば、数年前、転倒するリスクが高い患者さんに、靴の重要性やインソールの重要性を説明したが、あまり理解してもらえず、結局、数日後に転倒し大腿骨頚部骨折。

もちろん手術＆入院生活。

生活の質は著しく低下。

そこでもっと強引に納得してもらっても良かったのかもしれないし、何より、僕にもっと説明力や信頼関係があれば、すぐに前向きに取り組んでくれたかもしれない。

それ以来、そのおばあさんも街で見掛ける事もなくなったし、今もお会いできていない。

別に、うちに通ってくれるとかはどうでもいいけど、やっぱり関わった方には、元気な生活を送ってもらいたい。

大切なのは、その人が元気な事やから。

 

生きていると自分の未熟さに悔しい思いをする事が多い。

でも、そこで凹んでも仕方ないし、次同じ事が起きないように、生きた教材として勉強させてもらうしかない。

逆に言えば、それぐらいしか、僕にできる事はないから。

それで、そのミスがチャラになるとは思わないけど、やれる事をやるしかないもんな。

今日は何ができるかな。

少しでも誰かに喜んでもらえるように、自分ができる事を探してやっていきます。