#521-西国三十三カ所御詠歌-
POSTED:2015/08/25 CATEGORY:BLOG西国三十三カ所御詠歌ってご存知です?
僕は、知りませんでした。
コチラのリンクでだいたいのイメージが伝わるかと思います。
うちの田舎では、お通夜で御詠歌を歌って、1番毎に線香を一本ずつ立てるという慣習があるそうです。
歌はどなたか知らないオジサンコンビが歌いに来てくれたのですが、線香立てを親族の中から一人選出せよ、と葬儀委員長からのご指令。
この葬儀委員長というのが、うちのばあちゃんの一番下の弟で、その地域の区長も務めるパワフルなオジサンなのです。笑
僕はこの見た目だけで、お似合いだという事で、白羽の矢が立ちました。
(終わってからもずっと永平寺に修行に行けと言われ続けました・・・笑)
正座をして、線香を立てるだけ、の簡単なお仕事ですが、長時間の正座にビビっていました。
なんせ33番までありますからね。
しかも、番外というのもあるらしいし・・・
全て五七五七七の短歌なんですが、歌のスピードがまずわからない。
一番がどれくらいの時間なのか。
僕は百人一首ぐらいのスピードを想像していたのですが、いざ始まってみると、はるかに遅い!
一番始まるまでの前説みたいのも長い上に、一番始まったら、えげつない節回しで、めちゃくちゃスローテンポ!
終わった・・・
死を覚悟しました。笑
心頭滅却すれば、の思いで、足の事は忘れ、いかにキレイに線香を並べるかに集中!
で、三番が終わったところで、まさかの「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏・・・」みたいな事を歌いだした・・・
おいっ!これ、三番毎にするのか?!
またまた心が乱れる。
六番が終わった時になかったので、ホッとして、再度、心頭滅却して線香立ての仕事に打ち込んでいると・・・
途中、まさかの休憩。
二十番が終わったとこぐらいでの休憩。
もうこの勢いで行っちゃえ、と思っていた矢先の出来事。
裏読みすれば、まだここで半分てこと?!
三分の二済んだんちゃうの?!
オジサン達はお茶飲んだりしてるけど、僕には、お茶はない上、数十人の面前で座ってる手前、足すらろくに崩せない。
もう寝転びたいぐらい足は限界なんやけど、平然を装う。
はい、負けず嫌いですから。笑
中途半端な休憩を終え、全員席に戻ってもないのに、オジサン達マイペースに再開。笑
二十四番、二十五番、二十六番・・・
着実に終わりに近づいていく。
そして、三十三番が終わり、次は番外・・・
はい、覚悟してました。
教本みたいのに、書いてましたから。
番外も何番か終えたところで、今度は、本にも載ってないのを歌い出した!
マヂか!
線香立てるスペースもなくなって来たぞ!
もう、どこを歌ってるのかサッパリわからんけど、とりあえず、一生懸命聞きながら、一番毎に線香を一本ずつ立てていく。
そして、僕の足も香炉も限界を迎えた頃、フィニッシュ。
席に戻っていいよ、との指令があるも、激烈な足のシビレ。
足の感覚が全くないし、正座の足の形のまま固まってしまっている・・・
でも、そういう素振りを見せたくない僕は、平然を装い立ち上がり、歩き出・・・
そうとしたところ、正座の足の形のまま固まった足で歩けるわけもなく・・・
一歩目を踏み出した時に・・・
ブチブチブチっ・・・
はい、捻挫しましたよ。
今までほとんど怪我をしなかった僕が、まさかの状況でじいちゃんに捧ぐ捻挫・・・笑
足首を捧げました・・・笑
今週末は今まで散々練習をしてきた中央区PTAソフトボール大会なのに・・・
チームの皆さんに迷惑は掛けられませんので、久保鍼灸整骨院の威信にかけて、自分の身体を治したいと思います。。。
自分がこのサポーターのお世話になるとは・・・
お蔭であんまり腫れてませんし、まだ方向によっては痛みや不安定感はありますが、テーピングをすれば動けるかなぁ~。
幸い、そこまでひどい症状ではないので、良かったです。
色んな意味で思い出深い帰省になりましたとさ・・・
ちなみに、帰阪後、子供を連れて地蔵盆に行くと、御詠歌が・・・
今までも耳にしてたとは思うんですが、意識してなかったんですね。
毎年、地蔵盆がトラウマになりそうです・・・笑
皆さんも正座はほどほどに・・・