大阪谷町6丁目のスポーツ鍼灸整骨院『久保鍼灸整骨院/KUBO LAB』

#2351-少年野球-

POSTED:2021/12/02 CATEGORY:BLOG

罵声禁止、休んでOK、保護者の負担なし… 少年野球の常識を疑う新設チーム“9の約束”

何かと、ネガティブなイメージの付きまとう少年野球。

体罰、罵声、保護者当番、肩肘腰なんかのスポーツ障害・・・

ま、敬遠されがちな理由は凄くわかります。

僕も、嫌いなチーム一杯ありますもん。笑

ただね、これだけは言いたいけど、この新しい在り方が全てではないんです。

要は、バランスやし、ゼロ百で考えるのも極端な話かと。

このチームの方の想いはわかるし、そこに共感する人がいて、チームに入れたい親がいるのもわかる。

ただ、全然関係ない人や何も知らない一般の方が、『これを新しい正しい野球』と捉えて、自粛警察やないけど、同調圧力が生まれて、通りがかりのグラウンドで見掛けた光景に、勝手に正義感を覚えて、『指導者が怒るなんてけしからん!』みたいな事にならん事を祈るばかり・・・

日本人ってアホなんですよねぇ。笑

スグに、魔女狩りしたがる。

偏った正義感は悪です。

僕は、人の成長には、ストレスも必要だと思います。

ストレスの種類は色々あると思いますが、ノンストレスでは成長しません。

ストレスは、成長の種なんです。

そのバランスを見極めて調整するのが指導者です。

ストレスを全く与えないのが指導者ではなく、適切なボリュームのストレスをかけるのが指導者なんちゃうかな、と。

それは、関係性や個性にも左右される部分が多いので、他人がその一瞬を見ただけで判断できるわけない。

ストーリーを知らずに、何を言うねん、と。

体罰が良いとは言いません。

暴言が良いとは言いません。

ただただ、ストーリーの中で、それが出てくる事があるのは理解できなくはない。

いや、体罰で指導した事ないけどね。

そこに想いやストーリーや相互理解がないのは論外ですが、あればそれが出るぐらいの気持ちになるのはわかるし、逆にそれぐらいの熱量は必要かと思うけどねぇ。

僕も人にどう見られてるかわからんし、対戦チームに思う事もありますが、大切なのは、自分と選手がどういう関係にあるのか。

第三者なんて良いんですよ。

好き勝手言いますからね。

ま、これはええわ。

あとね、今、スポーツは庶民のモノではなく、どんどん金持ちのモンになってるって事。

公立校の部活も衰退してますし、小学生のうちから、何かしようと思ったら、お金のかかる事ばっかり。

保護者当番はないけど、会費が高いチーム。

保護者当番あるけど、会費が安くて、いつも近くで子供の成長を見れるチーム。

うちなんて、子ども会のチームやから、保護者当番ナシで、会費もナシ。

ソフトボールをしたかったら、誰でも始められる。

もちろん、時には、保護者の方に協力をお願いする事もある。

確かに、負担は掛けてるし、面倒もあるでしょう。

でも、だからこそのチームとしての一体感もある。

勝ち負けに関しても、やっぱり勝ち負けがあるから成長できる部分もある。

リーグ戦の良さも、トーナメント戦の良さも。

勝利至上主義が故障に繋がるのは、指導者の問題。

投げさせなければいいだけの話。

根本がズレてる。

指導者が勝ちたくて我慢できないだけの事を、システムの問題にしてる。

ロジカルではない声出しは必要ない?!

ロジカルって何やねん。

ロジックだけで人生生きられないです。

理不尽も無駄もあって、その先に行きつく世界もある。

むしろ、それを乗り越えずに、何かを成し遂げた人の方が少ないでしょう。

ちょっと、全てがこの流れになるのは、逆に危機感。

全否定はしないけど、あくまで、選択肢の一つの立場であるべき。

野党みたいに与党を批判するだけが能ではダメですよ。笑

あと、このチームの問題の一つは、全て大人目線、親目線だって事。

子供たちは、どう思てるんですかね。

親が見に来てくれて、保護者当番が嬉しいかもね。

毎週末の楽しみが家族のお出かけより、仲間との練習かもね。

ま、僕たちは僕たちの価値観の中で、スタッフ間で絶対に差異はあるけど、擦り合わせながら、『何が子供たちの為になるのか』を考えながら、やっていきたいと思います。