#2343-中央ボーイズ-
POSTED:2021/11/22 CATEGORY:BLOG今から、4年前。
長男が2年生の秋でした。
地域の子供会のソフトボールチームのコーチになりました。
その年の6年生は人数も多く、スペシャルな選手もいて、それをサポートする選手もいて、区大会で優勝して市大会にも出場したチームでしたが、5年生以下がすごく少ない上に、試合経験も乏しく、正直、何もない状況からもスタートでした。
監督もコーチも一新して、本当にゼロからのチーム作り。
監督とは、子供が同級生という事もあり、本当に二人三脚でチームを作って来ました。
もちろん、それを支えるコーチ陣がいたからこそなのは、言うまでもなく。
最初の頃は、とりあえず、メンバーを集める事が一番で、試合内容なんて二の次でした。
たまの試合では、負けに負けまくりました。
一年間で数える程しか勝てませんでした。
それでも、選手たちは、厳しい練習も乗り越えてくれました。
心が折れた事、僕の事を恨んだ事もあると思います。
何回も泣いてたもんな。
でも、それがあるから強くなる、逞しくなる、と僕は信じてます。
前時代的な発想かも知れないけど、苦しさや辛さを乗り越える事でしか得られない逞しさやタフさは必ずある。
褒める事は大事ですが、褒めるだけでは人は育たないんです。
1年目、2年目、勝てないながらも、少しずつ選手の成長、チームの成長が感じられ、少し、区大会でも勝てるかも、と感じられるように。
はい、現実は、そんなに甘くないです。笑
練習試合ではたまに勝てるようになったけど、公式戦では通用しないチームでした。
3年目の昨年。
ピッチャーも育ち、いよいよ今年こそは区大会で優勝を目指せるチームになりました。
でも、区大会では負けました。
2週間前に練習試合で連勝した相手に、完敗でした。
公式戦の緊張感なのか、全く力が出せませんでした・・・
この一年は、その他のローカル大会にも少し参加して、初めて銅メダルを獲れました。
サヨナラ大会でも、準優勝を果たし、少しずつ、チーム力が上がって来てる実感はありました。
そして、4年目の今年。
うちの長男も監督の次男も6年生のラストイヤー。
今年は6年生が多く、去年の大会を経験したメンバーも多かったので、選手もスタッフも親御さんも地域もみんなが優勝を狙えると期待していたように思います。
ただ、去年のエースが抜け、ピッチャーがいない状態からのスタートでした。
とりあえず、6年生数名を候補に、なんとかピッチャーを育てないと勝てない事はわかっていました。
その候補の一人が長男でした。
そこから、僕と長男の二人三脚が始まりました。
むしろ、僕が一方的に引っ張っていただけかも知れませんが。笑
本人はあんまりやりたくなかったかも知れません。笑
ただ、僕もコーチとしてチーム作りをしないといけない気持ちと、親として息子にやらせるしかないような気持ちがあったと思います。
ソフトボールのピッチャーは、すごい特殊で、僕も経験がないので、まずは人に教わったり、YouTubeを観たり、僕もひたすら勉強しました。
それを長男で試して、試行錯誤の繰り返し。
楽しく練習を終われる日の方が少なくて、怒られて終わる方が遥かに多かったです。
子供の立場になれば、楽しいわけもなく、ひたすら耐えて耐えての毎日やったと思います。
やらされる練習に意味はないと言いますが、それなりに成果も出始め、ストライクが投げれるように。
まだまだ不安定ながら、試合経験も積ませてもらい、チーム内でもピッチャーは長男でいこう、という空気になって来ました。
それからも、ひたすら試行錯誤の日々。
相変わらず、怒られる事も多いですが、本人も成果が出始め面白くなってきたのか、前向きで自主的な練習も増えて来ました。
結果が出る日も増え始め、7月には、ローカル大会で準優勝する事もできました。
続く大きな大会でも、一次予選を突破し、二次予選に進出。
負けても、最終回に追い上げるなど、少しずつタフさが出て来ました。
練習試合では10連勝する事もありました。
負ける事より、勝つ事の方が多くなり、勝つ試合の内容にまでこだわれるようになりました。
正直、中央区内でも十分に優勝を狙えるどころか、優勝しないといけない、ぐらいの気持ちでした。
それぐらい子供たちはタフに育ってくれました。
そんな中で迎えた区大会。
自信と不安と緊張感と。
何人もの大の大人が、興奮と緊張を綯い交ぜにした気持ちで、朝を迎えました。
と、同時に、このブログが長過ぎる事に気付きました。
大会当日の様子は、また後日。
とにもかくにも、昨日の大会に関わった皆様に、心からお礼を言いたいです。
こういう大会が開催される事が本当に素晴らしい!
これもまた球縁!
感謝っ!!