大阪谷町6丁目のスポーツ鍼灸整骨院『久保鍼灸整骨院/KUBO LAB』

#2119-裸足を鍛える-

POSTED:2021/02/16 CATEGORY:BLOG

厚底シューズが長距離界を席巻し、色んな道具の進化が競技力を向上させれくれる時代。

靴だけを見ても、『足を守る』『アーチをサポート』『障害を予防』ってええ靴がいっぱい。

良い靴が多くなるのは、すごく大切な事なんですが、肝心の人間の身体はどうでしょう?!

道具に守られ過ぎて、弱なってへん?!

アーチってサポートされんでも、本来は自分で形成するものやし、あくまで、道具は人間の能力をサポートしてくれるものに過ぎひんはず。

足の機能が十分に発達してないのに、オーバースペックの厚底シューズ履いたら、そら故障も多くなるよね。

足が靴に負けてもうてる。

スペックに見合う足作りをせんとね。

そんな事を、改めて思ったの、Clubhouseで。

で、以前から、裸足の重要性や、シューズ選びの大切さはずっと言うてますが、NEWBALANCEの『裸足を鍛える』コンセプトのMINIMUSシリーズを引っ張り出して来て、履いてみてね。

いきなり、それで30㎞ぐらい歩いたら、足が負けましたわ。笑

翌日、めっちゃ膝裏が痛くなった。

ま、子供背負って、下りを歩いたりしたのも原因の一つかな。

自分の弱さを痛感。笑

スグ治ったけど。

次は、ソフトボールの一日練習(コーチ)で履いてみました。

立ちっ放しですが、足が地面を掴む感じがすごく良くて、いつもより疲労感は少なかったです。

子供と一緒にノックも受けたけど、足の裏の感覚が高まる事で、無意識にバランス取ろうとできるし、接地の仕方も柔らかくなって、動きの質が向上する感覚がありました。

実際に早く走ったり、強く動くには、スパイクを履いた方が良いし、僕も試合ではスパイクを選択します。

でも、練習やトレーニングで薄底の靴や足袋靴を履く選択肢は間違く存在します。

むしろ、そっちがベター。

この選択肢、超絶大切やな、と。

子供なんかでも、身体の使い方をどやこや教えるより、足袋履かして運動さしたら、勝手に覚えるし、勝手に能力も向上していくやろな、と。

実際に甲子園常連校が練習に足袋靴を採用してるチームもありますからね。

サッカーは、ボールを蹴るので聞いた事ないですが。

でも、ヒュンメルがブランカーレという足袋型のフットサルシューズを出してましたね!

僕は履き心地は好きでしたし、問題なくボールを蹴れるのですが、その頃は、靴下があんまりないという大問題がありました。笑

ま、なんしか、足袋靴ええですよ、子どもにもジャンジャン履かしていきましょ、って話です。

もちろん目的による使い分けは必要ですが、『守る』や『サポート』という甘い言葉だけに惑わされていたら、ダメですって事。

オーバースペック過ぎる靴ばかり履かせると、逆に身体のスペックは下がって、どんどん弱っちい足になってしまうわけですな。

夏場はビーサンで走り回ったらええんです。

ビーサンを履きこなせるだけの足のスペックが必要!

ビーサン履いて足が痛くなるようでは、足のスペック不足です。

わっかるかなぁ~。

これって、子どもにも大人にも超大切なお話。

運動能力向上から、介護予防まで含めた壮大な話です。笑

ま、靴がどやこや、裸足がどやこや書きましたが、何よりも大切なのは身体を動かす事。

身体も動かさんのに、靴がどやこや言うててもチャンチャラおかしい話ですよって。

今の子らは、まずは、ベースになる運動量自体が足りないケースが多く、しかも、エエ靴ばっかり履くから、激ヨワの足が仕上がります。

『可愛い子には旅をさせよ』『獅子の子落とし』

靴一つとっても、愛情の形が表れてるんちゃいますかねぇ。