大阪谷町6丁目のスポーツ鍼灸整骨院『久保鍼灸整骨院/KUBO LAB』

百八十八発目-セカンドインパクト症候群-

POSTED:2014/11/11 CATEGORY:BLOG

なんともカッコええ名前ですが、実は凄く恐ろしいんですよ・・・

読んで字の如く、「二発目の衝撃はヤバい」と覚えといて下さい。

羽生選手の怪我は皆さん、だいたいご存知ですかね?

知らない方はググって下さいませ。

さて、今回の件に関しては多くの物議を醸し出してますが、全治2-3週間で1か月後のグランプリファイナル出場は可能みたいな事を耳にしましたが、ホンマに大丈夫なん?

ま、多くの専門家が下した判断でしょうし、あれだけの選手ですから、素晴らしい医療チームがサポートしているでしょうし、僕が心配する必要はないのかも知れませんが・・・

ま、一般的なケースも含めて、次、頭打ったらヤバいよ、ってのが今日のお話。

一言に脳震盪と言いましても三段階に分かれてまして、15分以内に症状が軽快するものを『軽度』、軽快に15分以上かかるものを『中度』、数秒でも意識消失のあるものを『重度』と分類されます。

中でも短期間で、2度の脳震盪を起こす事を『セカンドインパクト症候群』と言い、致死率が50%を超える事も・・・

2度目に関しては、はるかに軽い衝撃でも重症化しやすい事を覚えておく必要があると思います。

選手は必ず、「大丈夫、できる」と言います。

だからこそ、監督、コーチ、トレーナー等が止める必要がありますし、できれば、ルールで明文化した方が良いと思います。

Jリーグなんかでも、中度以上の脳震盪は7日間の出場停止ですとか、日本プロボクシング協会は一度でも頭蓋内出欠をきたしたボクサーには引退勧告を行っています。

TKO負けも45日間、試合ができません。

それぐらい危険なんです。

中度以上であれば、当日の運動は禁止、医師の診察をあおぐべきですし、重度、特に2分以上の意識消失があれば、医療機関での精密検査を受けるべきです。

軽い脳震盪でも受傷後24時間は一人にならず、安静にした方が良いです。

症状が遅れて出るケースもありますので。

何度も言いますが、脳震盪を軽視してはいけません。

なんで、脳みそが、頭蓋骨で覆われ、水の上にプカプカ浮いてるのか。

そんだけ衝撃に弱く、大切なものやからです!

今一度、認識を改めないあきませんね!

命より大切なものはないですからね!