#1422-肝臓の働き-
POSTED:2018/09/14 CATEGORY:BLOG今週はなんやかんやで毎日飲んでます。
そして、今日も明日も飲む事でしょう。
という事で、僕の肝臓に感謝の意を込めて、【肝臓の働き】について書きたいと思います。
肝臓はアルコールの代謝を行うイメージがあると思いますが、それ以外にもたくさんの仕事をしています。
何なら、まだ判明していない重要な仕事もこなしているかもと言われているぐらいで。
肝臓の基本的な役割は、物質の分解と合成です。
三大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)もご多分に漏れず。
糖質に関しては、グリコーゲンという形でわずかではありますが、貯蔵する事もできます。
肝臓にエネルギー源を蓄えられるという事は、マラソンなんかの長時間のスポーツでは、終盤のエネルギーの枯渇に関して、とても重要な役割を果たすというわけですね。
次は、脂肪の代謝についてです。
皆さん、コレステロールって聞いた事あるでしょ?
LDLとかHDLとかって血液検査の項目にもあって、皆さん、気にされている方も多いかも?!
LDLとHDLは全くの逆の役割をしていて、わかりやすく言うと、LDLは脂質を各細胞に配って歩くような厄介者です。
HDLは、脂質を回収して回ってくれます。
ゴミ収集車のような役割ですね。
LDLは、ゴミが散らかってるところにさらにゴミを置いていくようなものです。
要らん事するでしょ~。笑
このコレステロールの大半は、肝臓で合成されています。
生きていく上で必要なもので、コレステロールは食事で摂取しなくても身体から作り出されます。
人間って上手くできてますね。
タンパク質については、アルブミンや血液凝固因子というものを合成します。
アルブミンは血液中の蛋白質の半分以上を占め、膠質浸透圧を保つ重要な役割があります。
浮腫みなんかにも大きく関与しています。
血液凝固因子は名前の通り、働きが低下すると出血が止まりにくくなります。
それが内臓で起きると、命に関わる事も・・・
他も色々ありますが、ラストにアルコール代謝。
難しい仕組みを書いてもおもしろくないので、わかりやすく簡潔に。
アルコールはアセトアルデヒド→酢酸→水と二酸化炭素、の順に代謝されます。
このアセトアルデヒドというものが、悪酔いや二日酔いの原因物質です。
顔を赤くしたり、動機、吐き気、頭痛などを引き起こすのもコイツ。
このアセトアルデヒドを分解する酵素活性の強さは生まれつき決まっているそうで。
白人と黒人の方が強く、黄色人種は弱い人が多いそうです。
日本人では、強い人が56%、弱い人が40%、非常に弱い人が4%ぐらいいるそうです。
これは遺伝的に決まっているので体質なので、鍛えても無駄と言われていますが、僕は鍛えれると思ってます。笑
アルコールは脳の活動を抑制します。
呼吸中枢を抑制して、呼吸不全で死ぬこともあります。
あとは、吐しゃ物が気管に詰まって窒息死するケースも多いです。
介抱する時は、仰向けではなく横向きに寝かせましょう。
もし吐いたら、口の中までキレイに拭いてあげて下さい。
目を離した隙に死ぬ可能性もあるので、本気で気を付けましょう。
寝ゲロはネタになりますが、それは生きててこそ。
死んだらおもろないですよ。
ちなみに、お酒と薬を一緒に飲むと、肝臓での分解に手が回り切らず、薬の効果は長く出る事があります。
例えば、睡眠薬だと分解が遅れ、作用が長く続いてしまい、大量服用したような状況になる事も。
下手したら死にます。
やめましょう。
お酒は楽しく、ほどほどに。
誰が言うねん、って話ですが。笑