大阪谷町6丁目のスポーツ鍼灸整骨院『久保鍼灸整骨院/KUBO LAB』

三十三発目-アイシング-

POSTED:2014/07/11 CATEGORY:BLOG

またまたアカデミックに。

友人の治療所のfacebookページに気になる記事があったのでまずはソチラから。

はしもと鍼灸接骨院『打撲』

フィジカルコンタクトのあるスポーツで「腿に膝が入った」(世代、チームにより色んな呼び方がありますよね?笑)とかよくありますよね?
よくある怪我だけに軽視してしまいがちですが、最悪のケースもあるので、注意深く観察をする必要がありますし、「ほっといたら治る」という認識を改め、きちんとした初期処置を習慣付けないといけないと思います。

で、アイシングについてです。

RICE(ライス)処置における『I』の部分ですね。

 

R・・・rest 安静、休養です。運動中は、運動中止。

I ・・・ice アイシング、冷却です。

C・・・compression 患部圧迫。

E・・・elevation 患部挙上

の4つを受傷直後に行いましょう、ってのがRICE処置です。

急性外傷において有効です。

もちろん明らかに骨が飛び出てる時とかはダメですよ!笑

誰もしないと思うけど。笑

で、アイシングですが、野球選手が試合後のインタビューで肩や肘にしてたりするので、注意深く観てるファンの方は「野球=アイシング」と刷り込まれているかもしれませんね。

もちろん、投球障害の予防を狙ってやってるわけですね。

熱心なお父さん、少年野球の指導者の方は、「うちの子供もアイシングしたらええんやな」と即取り入れはる方も多いと思います。

ちょっと待てよ、です。

子供は大人のミニチュアではありません。

同じ方法が有効とは限りません。

骨や軟骨が未発達で柔らかい子供にとって、 全力投球、過度の投球は負担でしかありません。

大人であれば筋肉・靭帯に負担が掛かるのでアイシングは有効ですが、子供は同じ肘でも患部が全く異なるわけです。

なのに、アイシングで痛みを緩和してしまった結果、「投げれてしまい」「故障を助長する」ケースも多いように思われます。

極端な言い方をすればアイシングをしたが為に故障したわけです。

それでもアイシングはすべきですか?

あとは、投げ込みをしないなんて軟弱な、と思われるかもしれませんが、予防の観点から考えると、「関節は消耗品」と考えるべきです。

元々、丈夫だったり、運良く故障しない選手は良いですが、その裏側で多くの選手が故障に泣き、野球を辞めています。

僕は疑問を感じずにいられません。

別に、今までのやり方を全部否定したいわけではありません。

でも、常に疑問を持ちながらベストを探るのが正しい指導者の姿ではないでしょうか?

当たり前は当たり前ですか?

その練習をより良い練習にする方法はないですか?

大事な事だと思います。

熱くなってしまいそうですので、自分自身をアイシングして終わります。

お後が宜しいようで・・・笑

 

※アイシングを否定する記事ではないですからね!子供でも急性外傷にはアイシングが有効です!わからない事は久保鍼灸整骨院まで♪