大阪谷町6丁目のスポーツ鍼灸整骨院『久保鍼灸整骨院/KUBO LAB』

#2670-あれから28年。今、僕らが出来る事。-

POSTED:2023/01/17 CATEGORY:NEWS

あれから28年か。

阪神大震災きょう28年 街と心の「生」願う 各地で追悼行事

大阪でも相当揺れました。

実害はそんなに感じなかったけど、テレビで見る悲惨な光景や、転校生が来たり、親父がその時は靴屋で働いてて、靴の業者が多い被災地の長田へ行ってたりしたのを覚えています。

瓦礫の街を歩くのに、いつもよりガッチリした登山用みたいな靴を履いて、しっかりと紐を結んで出ていく姿がカッコかったように幼心に覚えています。

それからも、各地でたくさんの震災があり、その度に色んな被災地があって、たくさんの方が避難所生活を強いられたり、想像を絶する苦しみを味わったと思います。

簡単に助けるとか言えないですし、自分の生活もあるし、遠方にボランティアも行けないし、そもそもボランティア頼みもどやねん、ですし。

自衛隊とか含めて、もっと法律で対策しておく必要があると思うし、そう考えると、僕たち鍼灸師、柔道整復師といった国家資格者が力になれる事は必ずあるわけで。

今の法律では、何も力になれないけど、数もたくさんいるし、そこらへんに治療所もあるし、絶対にうまく使えば使い道はあるはず。

ただ国としても僕らの使い方がよく分からないし、それは僕たち業界がそういうプレゼンをしてこなかった事が一番の問題で。

診療報酬の引き下げや引き上げがどうとかお金の話ばかりで、社会貢献に関する部分が全くない。

これって、全く逆の発想で、社会に役立つから、評価もされて、社会的地位が上がって、お金もたくさんもらえるって事やと思うねん。

稼げる国家資格は、それだけ社会に重用されてるって事やし、稼げないのは社会に必要とされてないから。

当たり前よね。

だから、僕たちは、社会で必要とされなければいけない。

と言うか、必要とされる能力があって、今の法律では発揮できなかったりするわけです。

例えば、何か災害があって、多くのけが人が出た場合、全員が医師に診てもらえればいいですが、絶対的に数が少ないですし、僕たち柔整師でも力になれる場面は必ずある。

弁護士や税理士より、その場においては役に立つわけですよ。

避難所においても、種々の不調に対して治療をするのも、柔整師、鍼灸師の得意分野ですよ、日常の業務ですもん。

そこをボランティアに頼るだけぢゃなく、業としてやれると僕たちも動きやすいし、被災した方々、もっと言えば国民の利益になるわけで、法律ってそういう為にあるもんでしょ。

誰も損してない。

そういう部分に税金って使われるべきやん。

単価に関しても、医師より僕らの方がはるかに安いです。

みんなの税金やねんから、そっちの方が良くない?

要らん薬処方されまくってますけど、それって必要?みんなの税金ですよ。

ま、これは、被災どうこう関係ないねんけど。笑

昔は、こんな事考えた事なかったけど、僕たちができる社会貢献って何やろか、と。

それが仕事になれば、こんなに誇らしい事はないし、責任を持って取り組みたいな、と。

僕も40を前にして大人になりましたね。笑

ふと、震災から28年というタイミングで色々と考えている事を書かせてもらいました。

28年経っても苦しんでいる人はおるやろし、あの経験を風化させたらアカンよな。

追悼の意を表すると共に、これからの平穏な日々を願ってやみません。