大阪谷町6丁目のスポーツ鍼灸整骨院『久保鍼灸整骨院/KUBO LAB』

九十五発目-とある作文より-

POSTED:2014/08/29 CATEGORY:BLOG

まづは、これを読んで下さい。

心の輪を広げる体験作文から引用

中学三年生の作品です。

知っている方もいるかも知れませんが、これは、この夏、甲子園を沸かせた大阪桐蔭高校、主将中村君が中三の時に書いたものだそうです。

僕は、最近になって初めて読みましたが、すごく共感できたと同時に、尊敬できました。

優勝インタビューを見て、立派で素敵な子やな、と思っていたんですが、ここまでとは正直驚きです。

僕が中三の時は、こんな発想はできなかったと思います。

「かわいそう」やなと思っていたと思います。

 

僕も、去年、友達が障害者になりました。

事故がキッカケで、生死の境を彷徨い、今も自分では身の回りの事が出来ないし、不便な生活である事には間違いありません。

本当にアホな事故だったので、今でも僕はネタにしていますが、初めて入院してる病院に行った時は言葉を失いました。

でも、そいつの中身は何も変わっていませんでした。

一緒にアホな事してた時のまんまのそいつがいました。

動けないし、目も見えないけど、話してるそいつはそいつでした。

やれる事は変わったかもしれないけど、何も変わらんそいつなんです。

車いすを押したり、その他、もろもろの身の回りの事を手伝うのは、「手伝ってあげてる」のではなく「手伝ってるだけ」なんです。

出来る奴が出来る事をすれば良い。

それが友達やから。

損得とかしょーもない平等とかぢゃなくて、出来る事を出来る奴がするだけ。

二人が、友達同士が、うまくいくように、どうするか考えて行動するだけの話。

何も難しくはない、いたってシンプル。

今は、変な平等が推奨されたり、妙に、区分分けするような逆差別だったり。

とても違和感を感じていましたが、この中村君がこういう作文を書いて、甲子園で優勝した結果、多くの人の目に留まる機会が生まれ、いろんな人に色々考えさせてくれるキッカケになったのが、嬉しく思い、僕も取り上げました。

それぞれに色んな意見はあると思いますが、僕はこう思います。

子供に教える時もそうですよね。

「あの人はかわいそうだから・・・」って親が教えるのは、「優しさ」ではなくただの「上から目線」でしょ。

そういう意識がないなら、表現は変えた方が良いと思います。

「かわいそう」ではなく、そういう「個性」なんです。

昔、ダウンタウンの松ちゃんも言うてましたが、「平等」や「人権」や「差別を無くす」というのなら、「障害を持ってる『方』」ではなく、「メガネをかけてる奴」「太ってる奴」と一緒で、「障害を持ってる『奴』」と呼べる社会が来ないといけないという話。

僕が100%正解だとは思いませんが、今は、これが僕の考えです。

また変わるかもしれないし、変わらないかも知れませんが、障害者だろうと、友達に変わりはないのは一生変わりません。

毎週のように治療に通ってくれたり、他にもいろんなリハビリをしたりして頑張っています。

少しずつ、目が見えるようになったり、良くなりつつはあるので、それをサポートしたり、応援したりするのが僕の楽しみの一つです。

いつか、野球をしたり、酒飲んだりできたら最高やな!!

中村君も、この友達とええ関係が続いてるんやろな!!