大阪谷町6丁目のスポーツ鍼灸整骨院『久保鍼灸整骨院/KUBO LAB』

#1378-熱中症-

POSTED:2018/07/18 CATEGORY:BLOG

この時期になるとよく目にするニュースの一つが『熱中症関連』のニュース。

愛知県では校外学習中の小1男子児童が亡くなりました。

なんとか防げなかったものかと思います。

滋賀県では、部活中に「グラウンドを80周走れ」と言われた生徒が、9周目で倒れたとか・・・

練習の指示を出す人間として、センスの無さ過ぎる数字に熱中症とは別の部分でも腹が立ったり・・・

 

こういうニュースがあると、ついつい責任問題の話になったり、命を賭してまでやるほどの事か、って声も聞きますが、そんなもん極論であって、なんの解決にも繋がらんのですよ。

命を賭してまで、って言い出したら、全部できひんですから。

命を賭してまで生きる必要があるのか、って話になりますよ。笑

なんで、人は死ぬのか。

生きてるからですよ。笑

生まれたから、死ぬ。

となったら、死なないように生きるより、よりよく生きる事を考えた方がいいわけで。

熱中症も避けるばかりではなく、そこに打ち勝つ身体作りとかね。

 

ま、スポーツをする子供達で言うと、親、子供、指導者それぞれにできる事があると思うんです。

チーム状況はあるでしょうが、特別な準備をせずともできる部分も多々あって。

 

まずは、親。

子供には、しっかりとした睡眠と食事を摂らせて下さい。

寝不足や、朝食抜きでの運動は熱中症リスクが著しく高まります。

指導者はここまでは面倒見れません。

もちろん、「早く寝なさい」「朝ご飯を食べて来なさい」という指導はしますが、最終的には家でどうにかしてもらわないとどうしようもない問題だと思います。

あとは、十分な量の水分を持たせてあげて下さい。

このクソ熱い時期にOLの温かいお茶レベルのペットボトルでは絶対に無理です。笑

水道水等で補給しても構いませんし、それであれば、子供にそうする様に伝えてあげて下さい。

子供によったら、なくなってるのに、自分でどうしたらいいかわからん子もいます。

ま、そんなもん自分で考えて、トイレの水でも飲むような生きる力は必要かと思いますが、それは論旨が違うので・・・

友達にもらう、指導者にもらう、は緊急事態では仕方ありませんが、それありきでは、他人の命を奪いかねませんからね。

重たいですが、なるべく余るぐらい持たせてあげて欲しいです。

 

子供さん自身にできる事もあります。

翌日に練習や試合がある時は、早めに寝るようにしましょう。

だいたいどれぐらいの睡眠時間が必要か自分で把握できると良いですね。

食事もなるべく好き嫌いなく、バランス良く食べましょう!

揚げ物や炭水化物だけに偏る事のないようにしましょう!

極端にご飯ばかり食べる必要もないです!

なるべくカラフルな食卓になるように心掛け、食べれない時は無理に食べる必要もないです!

ただ、食べれない時は、身体としてはちょっとしたSOS状態なので、少し練習量が多くなってしまっている事を懸念する必要があります。

あとは、練習中にしんどい時は、「無理」「もうアカン」と言える事も才能です!

 

運動部のみんな、熱中症「無理」「もうダメだ」の勇気を

 

最後に指導者の出来る事。

これは、僕自身への自戒の念も込めて。

メニューの配慮はもちろん必要です。

真夏に長距離ランの練習は必要か、とかね。

練習時間や、時間帯も考える必要があるでしょう。

あえて、暑さに慣れさせる事も大事です。

でも、その際は細心の注意が必要です。

普段から、選手とコミュニケーションをしっかり取り、小さな変化も気付けるように心掛けています。

サボってるのか、本当のSOSなのかの見極めは、普段のコミュニケーションが全てだと思います。

あとは、選手に無理と言える環境を与えてあげたいです。

甘やかすのとは違いますし、サジ加減が難しい部分ですが、そこはわかるはず。

我が子が、まだやれるか、もう無理かわかるのと一緒やと思います。

それぐらい、選手とはしっかりコミュニケーションを取るべきです。

内田監督なんてもっての他ですよ。笑

僕は、ソフトボールチームでも、しっかり休みながら、少しずつ鍛えていきたいなと思っています。

結局、倒れるのは弱さ、でもあるんです。

同じ状況でも倒れる倒れないは、強いか、弱いか、コンディションが良いかどうか、に尽きます。

体力の絶対値を上げて、あとは、コンディションを整える。

それしかない。

精神的にも肉体的にも強くある事は、人生においてとても重要。

で、どうやったら強くなるかって、鍛える事、休む事、栄養を与える事、です。

全部大事。

鍛えてるだけじゃ、壊れます。

休んでるだけ、栄養摂るだけじゃ、徐々に弱くなります。

 

ちょっと話が逸れそうですが、これ以上、熱中症による被害が増えて欲しくないし、そうならんように、それぞれが鍛える事も怠らないで欲しいな、と思います。

栄養や休養の知識や取り組みにも目を向けて欲しいです。

そんな熱い想いを完全なる寝不足で書いてます。笑