大阪谷町6丁目のスポーツ鍼灸整骨院『久保鍼灸整骨院/KUBO LAB』

#2781-この症状って健康保険使えんの?-

POSTED:2023/06/06 CATEGORY:NEWS

たまに、お電話等でお問い合わせがあるのですが、、、

ま、皆さんに詳しい法律を説明してもしょうがないのでなるべくわかりやすくお伝えさせて頂きます。

これねー、色んな整骨院が、柔道整復師が間違った情報を伝える事で、ホンマに間違って認識されてるので改めないといけないんですが。

僕たち柔道整復師、整骨院、接骨院で働く人たちは、健康保険を使って、柔道整復を行うわけですが、柔道整復ってなんやねん?って話と、ま、その内訳的な事をお話させてもらいますね。

まずは、柔道整復術とは。

柔道整復術
(急性、亜急性の外力により生じた)外傷性が明らかな、骨、関節、筋肉、靭帯などの運動器及び軟部組織の損傷や疾患などをはじめ、患者の訴える各運動器の不調不和や違和(異和)など、あらゆる症状に対して、非観血療法での・徒手療法(整復術)・物理療法・運動療法を主とし、自然治癒能力を最大限に発揮させるための術を言う。

ちょっとわかりにくいかもですが、簡単に言うと。

骨や関節や筋肉や靭帯などの運動器の痛みや不調に対して、手術(観血療法)以外の方法で自然治癒力を最大限に発揮させる為の術、の事です。

そうです、僕たちが施す術は、手術以外全部柔道整復術なんです。笑

ただ、健康保険が使える症状は決まってますよ、って事です。

例えば、外傷性が明らかでない肩凝りなんかに行う事は柔道整復術ではないと。

ちょっと言葉的に難しいとこがあるんですが、一般用語としての『マッサージ』ってあるぢゃないですか?

例えば、肩凝りに対してマッサージしたら、これはNGなんです。

肩凝りにマッサージして健康保険使ってる院には行かないで下さい。

不正です。

不正の片棒担がされてます。

ただ、肉離れに対してのマッサージは、柔道整復術なんです。

産後の骨盤矯正は、柔道整復術ではありません。

だって、産後って、病気なん?怪我なん?

ギックリ腰(急性の腰部捻挫)に対しての骨盤矯正は柔道整復術なんです。

わかって来ましたかね?!

これをわかってない柔道整復師が山ほどいます。

そんな人ほど、骨盤矯正とか謳って、アホみたいに自費を取ろうとします。

回数券とか売ってるとこはもう最悪ですね。笑

通院させる為のシステムでしかない。

もちろん、自費だけでやってるなら、それはええんですが・・・

健康保険を絡めてくるとなると、これはアウトですわな・・・

ほんで、どんな症状に対して、健康保険が使えるかを判断するのは、僕ら柔道整復師の仕事です。

色んな徒手検査を行うなどして、症状を判断する仕事です。

痛いです~、って患者さんが来て、『う~ん、これは健康保険の対象外ですね』となる場合があるわけですが、実は、これがちょっと間違ってまして。

この一連の行為(初検)に対しては、初検料が認められるので、健康保険が使えます。

今の算定基準で1520円、3割で460円、1割で150円です。

はい、これは患者さんの権利。

これってどうなん?ってみてもらう権利。

これを理解してない整骨院多いですね。

ただ、施術に関しては、健康保険適応外の症状もあるので、そこに対しての、自費になったり、適応内でも、自費治療を選ぶのは、患者さんの選択肢ですからね。

患者さんが払ってる健康保険を正しく使えるように教えてあげるのも僕たちの仕事なんですよ。

嘘教えて、わけわからん業界ルールみたいなんを患者さんに広めて、定期的に来て下さいね、って。笑

定期的に怪我しないでしょ、って。笑

ま、だから答えから言うと、どんな症状も健康保険使えます。

【使えない症状がある】と言って自費を薦めて来る院は、完全に拝金主義です。

業界内の整骨院コンサルなんかは、自費を取ろう、とか、回数券を売ろう、とか、患者さんが何人×何回来たら売り上げはいくらやから、って教えてます。

腐ってますね。笑

患者さん見てない・・・

でも、大手のグループ院さんは、こういう数字が大好き。

ま、売上上げてるのは凄いし、僻み嫉み妬みと言われれば、それまでなんですが。笑

健康保険は使えるんですが、ただ、施術に関しては、健康保険の対象になる場合と、そうでない場合があるので、患者さんに選択してもらう形になります。

なので、気軽に遠慮なく、健康保険証を持って整骨院に来て下さい。

この症状は、健康の範囲内ですね、これは適応外ですね、って判断させてもらいます。

そこは、国家資格者ですから、なぁなぁではいかないですけど。

お得意の友達割引も効きません。笑

ま、でもホンマにまずは来てもらったらいいと思います。

問診して整理して考えるだけでも治癒への第一歩ですし、そんな風に気軽に使ってもらえたらと思います~。